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BUSINESS

深海魚を加工している現場風景

加工場の建設。深海をブランドにする。

そこで、新たに加工場を建設し、自社商品の製造・販売に取り組みました。日本全国に数万社ある水産加工メーカーとの差別化を図るために最新の冷凍技術「プロトン凍結」を導入。天然の魚を使用した冷凍刺身・寿司商材を製造しました。また豊富な魚種が水揚げされる沼津港に隣接する自社の強みを活かし、沼津港で水揚げされたサバを使った〆サバや冷凍生しらす、伊豆の金目鯛の煮付け、そして「深海魚」にも注目し、沼津ならではの商品開発に取り組みました。沼津港では、100年以上前から深海魚を捕る「底引き網漁」が行われ、メヒカリやメギスなど、見た目の割に脂が乗っておいしい深海魚が水揚げされてきました。駿河湾は急深ですから、漁場まで近く、輸送時間が短いため、非常に鮮度が良く、刺身でも食べられるという地理的利点もあります。しかし、地元の人にさえほとんど知られず、一部の店や東京などに流通されるだけで、大量に捕れたときは安値で買いたたかれたり、練り製品の原料に回されたりしていました。


そのため、年々、漁師の数も減少。この状況をなんとかできないかと思い、佐政水産は自社の加工場でメヒカリの唐揚げやメギスフライなど深海魚を使用した加工品を開発。さまざまな展示会に出展したり、外食・ホテル・量販店などへの売り込みにも力を入れました。実際に食べてもらうと、脂の乗った深海魚の評価は予想以上に高く、飲食店では差別化メニューとして扱っていただけるなど、年々、販路が拡大していきました。その結果、生協や百貨店、全国規模の外食チェーンや惣菜メーカー、機内食、そして海外など取引先が拡大。それほど取引のなかった地元の量販店も駿河湾産の商材を求めて取引していただけるようになり、さらには鮮魚部や冷凍部などとの取引も拡がり、相乗効果が生まれていきました。現在では、シンガポールやタイなどの日本食レストランにも輸出するようになり、「沼津の深海魚」を国内に留まらず、海外にも広めていくように挑戦しています。

直面している課題

直面している課題

深海のブランド化

深海のブランド化

食を軸にした地元の活性

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地元のシンボルをつくる

地元のシンボルをつくる

次なる挑戦

次なる挑戦